イラレで制作レイヤーを作ろう
ここからはipadのイラレで作業をしていきます。もちろん、ここからPC作業でも問題ないのですが、健房の場合、PCのイラレ操作がどうも慣れず、手間ですが絵を描いた流れでできるところまではipadで作業してしまいます。
イラレでは、実際にシール印刷をするサイズで作っていきます。
設定はこちら
- サイズ:48mm x 48mm(ビックリマンシールの場合)
- カラーモード:CMYK
※画面に表示されている「シール」というアートボードは健房が設定したカスタムです。
まずは、「定規」をオンにして、ガイドラインを設定します。横、縦ともに2mmの位置にガイドラインを設定し、その中に絵を納めるようにします。
制作レイヤーには色付きのpsdファイルを。
白版レイヤーには白版用のpsdファイルを挿入します。
この時、挿入したイラストのサイズ変更や位置の調整などはしないことをお勧めします。白版と制作部分がずれると厄介です。
テキストを挿入し、右のメニューからテキストのアウトライン化をします。
テキストをコピーし、白版レイヤーに貼り付けて、全てK100の黒にしたらOK。AIファイルで書き出して、次はPC作業に移ります。
白版レイヤーを作ろう
ipadで保存したaiファイルを開いたら、白版レイヤーのキャラクター部分を選択し、下記メニューを選択します。
選択メニュー①
オブジェクト>画像トレース>作成
これで選択した画像のトレースができたのですが、白い部分も一緒にトレースしてしまっているので、これだとただの四角い画像になってしまいます。
そこで、次は下記メニューから、画像トレースした部分の設定を変えれるウィンドウを表示させます。
選択メニュー②
ウィンドウ>画像トレース
オプションのところの、「ホワイトを無視」にチェックを入れると、背景の白が投下されます。
画像トレースの設定が完了したら、下記メニューを選択。
選択メニュー③
オブジェクト>画像トレース>拡張
これで白版データの作成が完了しました。
入稿用データの作成
PCで作業した結果を、「入稿データ」として新たに名前をつけて保存をします。この時、白版レイヤーと制作レイヤーがわかるように、レイヤーに名前をつけておいてあげると親切だと思います。
※保存形式や、細かい設定などは依頼する印刷業者によって変わるはずですので、必ず最後保存する前に確認をしておきましょう。
印刷業者に依頼する
健房は、下記の業者を使用させていただいています。
とにかく納品が早い。入稿データさえしっかりしておけば、パパッと依頼ができてしまいます。ビックリマンシールのように、枠なしで四角くカットしてくれるのも魅力的。他の業者も試しに使ってみましたが、健房はこちらに依頼するようにしています。ご参考までに。
まとめ
いかがでしたか?かなり情報を詰め込んでしまいましたが、絵を描くところから印刷業者に依頼するところまでの流れを説明させていただきました。
説明の中で、クリスタやインスタの細かい操作方法に触れられなくてごめんなさい。もう少し人様に説明できるレベルになったら、別記事で細かい操作方法など、備忘も含めてアップする予定です。
作業の流れをざっくりまとめるとこんな感じ。
CLIP STUDIOも、Illsutratorも、iPad、PCそれぞれ好みがあるかと思いますので、そこはお好みで切り替えてくださいね。
もちろんWindowsPCでも同様に作業できるのですが、iPadとMacBookのデータやり取りが、とにかくシームレスで本当に楽。病みつきになってしまいました。。。今までずーっとWindowsだったので、iOSはとっつきづらいかなぁと思っていました。事実、数年前まではそうだったかもしれません。
でも気づいたのですが、ミーハーな私はiphone初代の購入からかれこれ何年iPhone使っているのでしょう、iPhoneで慣れてしまったのか、Macに対する「とっつきづらさ」なんて存在しない!
もし同じ理由で躊躇している方いらしたら、ぜひ、前向きに検討してみてくださいw
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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